国内で少子高齢化、人口減少が進んでいますが、東京など大都市圏に比べて地方ほど人口減少の幅は大きく、さらに世界経済のグローバル化で工場が海外に移転し、規制改革による中小企業の淘汰のトレンドと相俟って地方経済の空洞化が進み都市成長力が縮小しています。
近年になって都市間競争が激しく、成長する地域には人が集まり、高齢化社会に強い医療、福祉・介護をはじめ教育、情報通信などのサービス産業が成長し、雇用も増え、都市魅力が増して、さらに人口が流入しています。一方で成長できない地域は、ますます人口が出て行き、財政も悪化して、構造改革以後、公共投資が地域経済を支えるという構図も消滅したので人口減少と地域衰退の負の連鎖になっています。
今年の地価公示価格は、人口が減少している地域と地価下落に高い相関性があることを証明しています。都市間の人口移動で地域の産業構造や雇用、賃金などの経済格差が拡大し、その格差が地価に反映されているのです。